チョコ募金
(2020年度)
絵を描いてくれた少女たちを紹介します。
エリーン
シリア北部ラース・アル=アイン出身・6歳・白血病
物価の高いイラクで、お父さんはいくつもの仕事を掛け持ちしながら家族を支え、なんとか生活を送っています。エリーンは感染症の心配があるため、通院以外で外出できずストレスを感じています。
2020年初め、骨髄移植を受けることができ、現在は経過観察中です。エリーンの健康状態に問題がなければ、今年中に家族でシリアに帰り、以前の生活を取り戻したいと、彼女のお父さんは語っています。
ディルガシュ
イラク アルビル県出身・12歳・白血病
2019年、突然体調が悪くなり学校も休みがちになり、歯にも痛みを覚えたことでいくつかの検査を受け、白血病の診断を受けました。
「女の子はお花のようにかわいいお姫様でしょ!だからお花にティアラをかぶせてあげたの。」と、この絵を描いた時に話してくれました。絵を描くことや、スマホのゲームで遊ぶことが大好きだったディルガシュ。最後までつらい治療にも前向きに取り組んでいましたが、2020年9月3日、天国へと旅立っていきました。
シャグール
イラク アルビル県出身・15歳・白血病
2019年初めに白血病と診断をされ、現在も病院で治療を受けながら、自宅で療養しています。
絵を描くことが大好きで、病院に来る際にはいつもJIM-NETハウスの院内学級やアクティビティに参加してくれています。彼女は、治療を開始してから学校に通えていません。また、日雇い労働者として働いていたお父さんも脳卒中で倒れてしまい、家族の経済状況も悪くなっています。
ザイナブ
イラク キルクーク市出身・16歳・白血病
ザイナブは、お母さんのお手伝いをきちんとする、手芸が好きな普通の女の子でした。しかし、2019年秋に脚の痛みを覚え、最初はリウマチとの診断を受け、薬をもらいましたが、痛みがひかないことから再度検査を受けたところ、白血病と診断を受けました。
治療の毎日に疲れ、髪が抜け落ちたことやコロナ禍で外出ができなくなったことに疲れてしまったザイナブは、今は家に籠りがちになり、寝てスマホを触るだけの毎日を送っています。
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