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バスラへ
日本人スタッフがバスラ子ども病院へ出張に行ってきました。
バスラの様子にお伝えしたいと思います。
近年、バスラを訪問する度に町の様子が変化していることに驚いています。
まず驚くのは車の多さです。
地元の人たちも、「本当に最近の交通渋滞はひどいもんです」とため息交じり。朝から夜間まで、主要道路は常に渋滞しており、公共交通機関が発達していないイラクではこの渋滞を回避する方法は残念ながらまだなさそうです。
車が増えた背景には、安価な価格で購入できる車の輸入(主に中国)が増え、人々の収入も少しずつ増えているために、車を持つ人が増えたからだろうと人々は口を揃えます。
※ガソリン代もクルド自治区のアルビルでは1ℓ=1,450IQD(約169円)ですが、中央政府では1ℓ=850IQD(約100円)と大きく異なります。
そして、道路もだいぶきれいになりました。
2-3年前から公共工事が進んでおり、道路や水道工事が各所で現在も進んでいます。ライフラインが整えられることで、人々の生活も少しずつ改善しているようです。
医療行政に関しては、まだまだ改善されない状況と聞きましたが、こちらについてはまた改めてお伝えしたいと思います。
貧富の格差や大気汚染による環境問題などの課題もありますが、町中には活気と勢いを感じます。
市内にシャナーシールという旧市街があり、朽ちた家々が立ち並んでいました。
静かな路地を歩くと、時代の勢いと異なるバスラの一面を見ることができました。
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