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体調不良を乗り越えたガダ
先日、アルビル市内の15歳になるガダの家庭訪問をしてきました。
昨年2月に訪問したときは白血病の再発でとても苦しそうな状況でした。
ガダの家族は、IS(イスラム国)の攻撃で10年近く前にモスル県からアルビルに避難してきてきました。その直後に病気を発症しましたが、治療も順調に進んでいました。
しかし、その後、再発が続いていました。
昨年2月にスタッフのリーム、ラワンド、長谷部が訪問した際は、一部窓も閉まらない家で、家の中も非常に寒く、大勢の家族と共に、ガダが毛布に包まっていました。とても厳しそうな体調でした。今回は同じメンバーで、久しぶりの訪問でしたが、ガダは部屋に入ってくるなり、我々スタッフに握手をしてくれました。今は、月に一度の通院するまでに落ち着き、顔色もとてもよかったです。
お母さんは、「もう昨年は今後どうなるんだろうと辛くて辛くてしょうがなかったけど、今はガダはこんなに元気よ‼」と喜んでいました。
リームも「ガダがこんなに元気になって本当にうれしい~」と喜びを噛みしめていました。
ただ、この間の小学校に通えていない状況が続き、読み書きなど基本的な教育をほとんど受けていない状況です。
今度、JIM-NETの行う様々なイベントにきてもらい、サポートを続けていきます。