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サポーター募集:理事の鎌仲よりメッセージ

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台風が近づいており、宮崎や能登の地震被災地の様子が心配ですね。
ジムネット マンスリーサポーター募集キャンペーンの間、ジムネット20年に寄せた関係者のメッセージを紹介しています。

ぜひサポーターになってジムネットの活動を応援してください!ご入会はこちらから💁‍♀️
https://syncable.biz/campaign/6230

本日は、能登の被災地支援も行なっている、ドキュメンタリー映画監督でJIM-NETの立ち上げメンバーでもある、理事の鎌仲ひとみのメッセージをご紹介します。
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劣化ウラン弾という言葉が日本社会の中で知られるようになったのは、イラク戦争以後だと思います。
実は1991年の湾岸戦争で300トン使ったとアメリカ政府が認めているので、その使用はイラク戦争から12年ほど遡ることになります。2003年以降、イラクの子どもたちに急性白血病や様々なタイプのがんが増えていることが、徐々に知られるようになりました。
私が作った映画「ヒバクシャー世界の終わりに」も情報を拡散する一役を担ったのではないかと思います。

小児白血病の治癒率を上げるには、包括的な医療支援が必要です。
国際的なプロトコールに基づいて、治療を一定期間継続することが基本であり、最低条件です。 JIM-NET発足当初は、劣化ウラン弾の影響について調べるより前に、まず子どもたちの命を救うことが最優先でした。
崩壊した医療現場で奮闘するイラク人医師にとって、毎年行われるJIM-NET会議は医療情報の更新、自分たちがやっていることを再評価するためにとても意義のあることと受け止められてきました。

そして治癒率もこの20年で大きく改善したと思います。すべての子どもたちが治癒するわけではないけれど、手を尽くして治療したのだと家族が思える状況がこの20年でできてきたと感じています。
あなた方のことを気にかけています、助けになりたいのです、一緒に子どもたちの力になりましょうというメッセージがイラク社会に伝わってきた20年。寄り添い続けることがJIM-NETの役割だと思います。

鎌仲ひとみ(映画監督・ぶんぶんフィルムズ代表)
劣化ウラン廃絶キャンペーン(CADU-JP)のメンバーとしてJIM-NET発足に携わる。
核をめぐる三部作「ヒバクシャ ―世界の終わりに・六ヶ所村ラプソディー・ミツバチの羽音と地球の回転」は、全国各地の劇場で上映され、自主上映はたくさんの市民の手で開催された。
長野で古民家民宿「なないろ」をスタートし、自然を生かしたおもてなしをしている。
映画はぶんぶんフィルムズホームページからオンラインレンタルできます!
https://vimeo.com/bunbunfilims/vod_pages

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