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突然天国に旅立ったアーダム(7歳)

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2017年、サラハッディーンに住んでいたアーダムとその家族はイスラム過激派組織IS(イスラム国)の攻撃や破壊行為から逃れ、アルビル郊外の村に移り住みました。老朽化の進んだ家に住み、極貧状態の中、両親と子どもたち、祖父母で生活を続けていました。

そんな中、2022年6月にアーダムが血液疾患を患っていることが発覚し、精密検査の結果、白血病の一種であることが分かりました。
JIM-NETでは、検査費や交通費支援、医薬品購入支援を通して支援してきましたが、先週あまりにも突然の別れがやってきました。
5月31日(金)、急患で病院に運ばれたのち、天国に旅立ってしまったのです。

亡くなる前日の5月30日(木)、アーダムはJIM-NETハウスへ訪ねてきました。
その際、元気そうにしており「日曜日に家を訪問するね」と彼に伝えていました。

あまりの突然の出来事に、私たちは言葉を失ってしまいました。
この突然の死に、アーダムの祖母は、
「亡くなる2日前に、あなたたち(JIM-NETスタッフ)のいる部屋にいって、あなたたちが来週家庭訪問をしてくれることを笑顔で聞いて、楽しみにしていたのに・・・。私たちは大きなショックに包まれています。あのかわいくて笑顔のアーダムがいなくなるなんて、二度と戻ってこないなんて信じられません。アーダムの魂が安らかに眠ることを願います。」
と声を詰まらせました。

また、アーダムの父は、
「あなたたちは、アーダムが病気が見つかってから、常に傍にいてくれて、支援もしてくれた。そうした人や団体は他にいませんでした。JIM-NETに心から感謝します。そして、あなたたちは私たちにとって兄弟のようなものです。アーダムは亡くなったけど、私はあなたたちを定期的に訪問します、本当にありがとう」
と話してくれました。
家族と共に私たちもアーダムの死を悼みました。
アーダム、また会えると思っていたのにもう会えなくなってしまったね。
どうぞ安らかに眠ってね。

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