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現地スタッフ会議を開催しました!
JIM-NETはイラク国内に3ヶ所の事務所を拠点に小児がん支援を行っています。
昨日、初めての試みとして現地スタッフ全員がアルビルに集合し、全体会議を実施しました!
まずは、各事務所から活動内容を発表してもらい、子どもたちの接し方や日々直面する問題など、個別の例を紹介しながら、それぞれ話し合う時間も設けました。
スタッフたちは、それぞれの地域での活動内容は知っていたものの「同じ国で、同じ目標のもと、同様の活動を行っているけれど、こんなにも地域差があるとは思わなかった」という声が多く聞かれました。「がんの子どもたちの心のケア」の活動一つをとっても、それぞれの地域ごとで子どもたちが置かれている背景や病院内での活動のフレキシビリティも異なります。
また、がんのこどもが置かれている状況の問題点も浮き彫りとなり、今後の活動の方向性を考える上でもとてもよい機会となりました!
そして、どんな状況であれ、病院や医師と連携し、患者家族や地域との関わりも大切にしながら活動を行うことの重要性は変わらないことも同時に確認することができました。
スタッフ同士が会う機会はそう多くはありませんが、会議が終わった後、スタッフ同士が連絡先のグループを作ったり、「〇〇関連で困ったら聞いてね」と声を掛け合う場面がとても印象的でした。
スタッフの中には、自らが子どものころにがんを経験したり、自分の子どもががんだったり、難民としてシリアからイラクに逃れてきたり、パレスチナ人というマイノリティでイラクで暮らすスタッフもいます。「できるだけ多くの子どもたちや困っている人たちのために何かしたい」という強い思いを持っていて、時には議論が白熱しながら、よりよい活動をしていくために皆で知恵を絞り合いました。
これからもイラクの各事務所と日本の事務所、一つのチームとして頑張ってまいりますので、どうぞ応援のほどよろしくお願いいたします!