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サヘルさんのイラク報告会は無事に終了しました!クルド系イラン人のアレズさんからのメッセージ。

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今日6月20日は世界難民の日です。
一昨日の6月18日、『サヘル・ローズさんイラク訪問報告会』を開催しました。

コロナ禍の影響で、この4月に4年振りのイラク訪問を果たされたサヘルさん。
シリアから逃れてきた人たちの難民キャンプ、
ヤジディ教徒の女性と子ども達の支援施設、
そしてJIM-NETハウスの様子をお話しくださいました。

サヘルさんが4年前にJIM-NETハウスで出会った
クルド系イラン人のシャハワンさんは、慢性骨髄性白血病を発病(詳細は→ https://syncable.biz/campaign/709)、
家族も看病の為にイラクに渡航、治療していましたが、’20年11月に急逝されました。

以来、残されたご家族、特にシャハワンさんの妹アレズさんのことを、
妹のように接して来られたサヘルさん。
報告会当日の朝、その日がアレズさんの誕生日と分かり、
急遽、プログラムを変更して参加者の皆さんで
zoomで繋がるアレズさんにバースデーソングでお祝いをすることにしました。

もちろん、現地ではアレズさんに内緒でサプライズケーキと蝋燭を準備。
サヘルさんの掛け声で『Happy birthday to you♪』を会場の皆さんと大合唱しました。
アレズさん、ビックリしながら胸がいっぱいの様子でした。

サヘルさんがペルシャ語でアレズさんとやり取りしてくださり、
アレズさんからのメッセージを皆さまにシェアいたします。

——————————-
私は5年間、実は誕生日をやってなかった。
誕生日ケーキを久しぶりにみた。
ろうそくの灯を見られるのが5年も経っているんです。
イランを離れて5年間やってないんです。
 誕生日ケーキで「あなたの願いを言ってごらん」
って言ってもらったのが、5年ぶりだったんです。

私が願うのは、世界中から戦争がなくなること。
まずこれを願いたいです。
ウクライナもロシアの人々も、
忘れ去られていってしまっている終わりなき戦争がすべて本当に終わって、
人が人として生活できて、手を取り合って、
今の私たちみたいにつながりあって、
国も言葉も違ったとしても、同じ時代を生きている人に、
全員にその権利を持てることを 私は願っています。
5年間ずっと願うことを忘れていたんですけど、
この私の5年間の溜まった願いを皆さんよかったら一緒に、
もう一度世界の本当の平和を願ってもらえませんか?
—————————————–
来場・オンライン参加くださった皆さま、
ともにアレズさんをお祝いくださり有難うございました。
さまざまな気付きを得られた数時間をご一緒することができました。
サヘルさんの優しく温かなお気持ちが込められたお話し、
また機会を作りますので、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。


(スクリーンに映っているのがアレズさん)
 

(撮影:志葉 玲)

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