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【トルコ・シリア大地震に関して】
２月６日早朝、トルコ南東部を震源とするM7.8の地震が発生し、報道によりますとトルコと隣国シリアの死者数は約2万人を超えました（2月１０日現在）。残念ながら国際機関の発表によると、今後も死者数が増加する見込みです。
JIM-NETがこれまでシリア国内で支援してきましたシリア北東部のアルホール難民キャンプ、ワショカニ難民キャンプを始め各キャンプにおいては、地震の被害は今のところ報告されておりません。その一方で、北部アレッポ県を中心として家屋倒壊による死者をはじめとする甚大な被害、地震による被災者の厳しい生活状況が報告されてきております。
今後は通信状況などの復旧により、被害状況がより明らかになり、中長期的な支援が必要となることが予想されます。
現在、JIM-NETでは、シリア国内での活動パートナー団体であるクルド赤新月社と情報交換を行っております。現地ではミルク、おむつといった子どもへの必需品から医薬品まで幅広い物資が不足していると報告があり、アレッポを中心とした被災者向けへの支援の検討をおこなっている最中です。今後につきましては、追って皆さまにご報告する予定ですので、どうぞよろしくお願いいたします。
◆アレッポ県アフリン地区にあるトルコとの国境にも近い町ジャンデーラス（Jindires）の地震発生直後の様子。
◆クルド赤新月社では、シリアのクルド人自治組織である北・東シリア自治局と協力し、ハサカ県のスタジアムに被災者を受け入れるテントを設営し、順次受け入れを開始している。
タグ: シリア難民, トルコ・シリア大地震, シリア地震支援
