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チョコ募金のひまわりの絵を描いてくれたホズガが天国に旅立ちました。

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11月15日早朝、今年のチョコ缶のひまわりの絵を描いてくれたホズガが亡くなりました。
享年9歳、最期は痛みに苦しみながら自宅で息を引き取りました。

2020年にユーイング肉腫の診断を受けたホズガは、同年12月に腹部の腫瘤除去の手術を受け、その後は化学療法を受けていました。
一時は体調も回復していましたが、今年の夏の終わり頃に再発し、体調が悪化、有効な治療もなく11月15日に息を引き取りました。

訃報を受け、11月17日に現地スタッフと弔問に伺いました。
悲しみに暮れるご家族の中には、涙を流し続けている方もいらっしゃいました。

スタッフからは、「ホズガは院内学級ではとても優秀で、勉強が好きで、子どもたちを助ける医者になりたいと言っていました。ホズガは私たちのもとを去ってしまったけれど、彼女は絵は貧困の中にいる病気の子どもたちを助けています。この絵のおかげで助かる子どもたちがいるのです。」
と、ご家族にホズガが描いたひまわりの絵を見せながら伝えました。

ご家族からは、「ホズガの死の現実を変えることはできないけれど、私たちの娘の絵が他の病気の子どもたちを救うのならばとても喜ばしいことです。治療を受けている子どもたちが生き続けられるよう、心から願っています。」
と、私たちに丁寧に話してくれました。

ホズガとは、クルド語で「望み(hope)」という意味です。
ホズガの望みは叶いませんでしたが、治療を受けている他の子どもたちの望みを繋げるよう、スタッフ一同これからもがんや病気の子どもたちのケアを行ってまいります。

ホズガ、つらい治療に耐えてよく頑張りました。
心よりご冥福をお祈ります。どうぞ安らかに眠ってください。


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