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難民キャンプの医療従事者に対してトレーニングを実施しました
JIM-NETではパートナー団体である地元のNGO、Zhian Health Organizationとともにドホーク県の難民キャンプ内で働く医療従事者に対してトレーニングを実施しました。
2日間をかけ、産婦人科医、助産師、看護師として働く人たちに対して家族計画に関わる最新の知見や妊産婦さんとの関わり方などを共有する実践的なトレーニングとなりました。
イラクのシリア難民キャンプ、国内避難民キャンプ内ではコロナ禍後に妊娠・出産の数が増加しており、適切な性教育と長期的な目線で見た家族計画支援の必要性が増しています。
参加した医療従事者の皆さんは集中して講義に耳を傾け、実際のシチュエーションを想定した実践編でも積極的に取り組んでいました。途中、難民支援を担当するJIM-NETスタッフも妊産婦さんとして参加し、多くを学ばせてもらいました。
トレーニングは来週もう一度実施され、合計40名の医療従事者が対象となっています。
現場の医療従事者の皆さんのモチベーションを知るいい機会ともなりました。今後も現場のニーズに即し、キャンプで暮らす人たちを守るための支援を続けて参ります。