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現地ではクルド赤新月社の協力のもと、シリア北東部ハサカ市郊外に位置するワショカニ難民キャンプ、またハサカ市内の避難所に暮らす避難民に対して、合計5,000米ドル（約55万円）の医薬品を支援しました。

シリア国内の経済状態の悪化から、シリア北東部でも医薬品の不足が深刻化しており、糖尿病や高血圧の薬や新型コロナウィルスの治療に使われる肺炎治療の薬、妊産婦の感染症を治療する薬から、軟膏やビタミン剤といった基本的な薬まで、多くが不足している状況です。

シリア北東部は現在、インフレが原因で物価が高騰しており、避難民の多くが基本的な生活物資も買えない状況です。リームが視察に訪れた別の難民キャンプでは、子どもたちから「暖をとるためのストーブが欲しい」という声も多くありました。

また、避難民が多く暮らすハサカ市は現在電気不足・水不足が深刻になっており、難民キャンプや避難所などにおいても、給水タンクの設置が急務となっております。

JIM-NETでは今年度もう一度、シリア国内支援を実施する予定です。
また現地パートナーから届けられるシリア国内の様子も、随時お伝えします。