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厳戒態勢のアルビルと小児がん支援

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新型コロナウイルス蔓延の影響で、3月14日から続いているアルビルの外出禁止令は、4月1日までの延長が決まっています。添付しました写真の一枚に道路が写っていますが、いつもは車で溢れている環状道路も空っぽです。

 

2週間以上にも渡る外出禁止ですが、商店やパン屋など、生活に関わる施設は開かれているとのことです。車で移動をしない限り、近所まで歩くことは問題ないとのことです。また、クルド自治区における新たな感染者は(確認されている限りですが)毎日一桁代でここ数日推移しています。

先週、当局から許可を得たスタッフのバルザンが、JIM-NETが支援をしているナナカリ病院とJIM-NETハウスに行ってきました。現在、ナナカリ病院では新規の患者の受け入れを原則停止していますが、それでも業務の縮小された病院は患者で溢れており、混乱が起きているとのことでした。支援をしている小児がん患者の子どもたちの中で体調が優れない子もおり、バルザンも心配をしていました。

JIM-NETハウスでは、スタッフが直接対応できない中でも電話で連絡を取り合い、現在15名いる患者のご家族たちがみな協力をして生活をしています。

JIM-NETでは外出禁止令の延長を受けて、スタッフ何名かの出勤が叶うよう現在クルド当局と交渉を重ねています。

また情報が入り次第、日本の支援者の皆様にご報告いたします。

 

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