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相次ぐ訃報・アラン君（4歳）が亡くなりました。
１日に二度も悲しいお知らせをしなければならいのが残念でなりません。
昨年JIM-NETでも手術代を皆様からのご支援でサポートしてきた
シリア人のアラン君（4歳）も息を引き取りました。
2013年8月にシリア北東部カミシリより一家で
イラクのアルビルに引っ越してきたアラン君一家ですが、
お父さんの仕事が安定せず、家を借りることができずに
アルビル郊外のシリア人難民キャンプで生活をしていました。
そんな折に発見されたアラン君の右足にできた悪性腫瘍。
摘出手術も行いましたが、昨年同じ部位に再発し、今年の4月ころから状況がよくありませんでした。
※アラン君に関する記事
https://www.jim-net.org/2018/11/18/3817/
https://www.jim-net.org/2018/11/28/3886/
https://www.jim-net.org/2018/11/29/3950/
https://www.jim-net.org/2019/04/16/4430/
JIM-NETスタッフで同じくシリア・カミシリ出身のリームは
アラン君とその家族のことをいつも気にかけていました。
元々シリアで住んでいた家もそう遠くなかったそうです。
定期的に家族と連絡を取り、よくアラン君のお母さんの悩みをきいていました。
そして限られた予算の中で、アラン君への支援も捻出できるよう、工夫していました。
ある時、リームがポロっと口にしました。
「安心した暮らしも、健康な身体も失うって本人も家族も本当につらいことよ。
涙も出ないと思うわ。アラン君、幸せだった記憶って、あるのかなって思うことがあるの。」
最後に会ったときは本当に苦しそうでした。
どうか、どうか安らかにアラン君。
落ち着いたらリームがご家族を訪問するとのこと、
ご家族のサポートもしっかり行っていきたいと思います。
