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【モスル緊急支援】ドクターから病院の様子が届きました。

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IS(イスラム国)に占領されたモスル。
IS(イスラム国)撤退後は、医師やスタッフは病院を元通りにするため、努力を続けてきました。
現在の様子をワサン先生にレポートしていただきました。

まだまだ医薬品が足りていない状況が続いています。
皆様のご支援を、よろしくお願い致します。
https://www.jim-net.org/donate/donation/
 ※イラク小児がん支援をお選びください。

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Dr.ワサンより
(モスル イブン・アルアシール病院)

前回のチョコ募金では「戦場のたんぽぽ」というテーマで、
IS(イスラム国)が撤退し、焼け焦げた病院に唯一咲いていたたんぽぽをがんの子どもが描きました。
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がんの少女ラワン

ラワンが描いたワサン先生
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モスルはイラク北部の中心的な都市。ニナワの県都です。
古代メソポタミア北部にあったアッシリアの都市としてニネヴェという名前で知られています。
ニネヴェの遺跡と世界有数の石油生産地として有名で、市街はチグリス川の両岸に広がります。

2014年6月 IS(イスラム国)がモスルの政府施設を占領。
2017年7月 イラクの政府軍によるモスルを完全に奪還。
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復興の道を進むモスルに2019年6月、原因不明の火災事件が発生し、
何千ヘクタールもの麦畑が燃えました。
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地元のメディアはIS(イスラム国)の残党による事件ではないかと発表しました。
このような事件はモスルの経済に悪い影響を与えると、皆心配しています。

IS(イスラム国)からモスルが解放され、イブン・アルアシール病院は再開しました。
政府から供給される医薬品は、わずか40%です。
その他の足りない薬品と医療設備を、JIM-NETから支援を受けています。

病院が満室にも関わらず、入院が必要な患者さんが増えていて、さらに
病理検査や、がん治療が必要な小児がんの患者数もどんどん増加している状況です。

毎月JIMーNETからは、骨髄検査をするためのセット(400セット)と針(2000本)を
支援を受けていますが、ひと月で使い切ってしまうことが多くなりました。
その上、院内の病理検査所が小さいため、放射線治療や骨髄移植ができない状況です。

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スタッフたちが直してきれいにした病院

患者が増え、狭いプレイルームでは、子どもたちは満足に遊ぶことができません。
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患者にはホームレス生活をしていたり、貧困家族も多くいます。
そのような家族は交通費がないために通院することが非常に困難で、
治療を途中で諦めてしまうケースがあります。
そのため、小児がんの後期診断と死亡率が増えています。

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JIM-NETでは、引き続きモスルの緊急支援を行って参ります。
応援のほどよろしくお願い致します。
https://www.jim-net.org/donate/donation/
 ※イラク小児がん支援をお選びください。

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(右がワサン先生)

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