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ヨルダンでがんと闘うハリッド君(シリア人)のその後

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以前、ヨルダンで支援活動をしていたNGOや映像関係者ら有志で、
シリア人の難病のジャニスさんを助けようとクラウドファンディングを行いました。
その時のクラウドファンディングはこちら⇒https://greenfunding.jp/lab/projects/1643


(2017年の1月にヨルダンのキングフセインがんセンターへ訪れた時の写真。)

無事にお金は集まったのですが、ジャニスさんがその後、国連や病院と相談し手術費は必要なくなったとのことで、JIM-NETにお金が寄付されることになりました。
そこで、ヨルダンのキングフセインがんセンターと相談し候補を絞り、リンパ腫を患ったヨルダン在住のシリア難民のハリッド君を支援することに決まりました。

なかなか最近はヨルダンに行く時間もなく、今まで彼の様子を見てくれたイマッドさんもアメリカに移住してしまったこともあり近況が気になっていました。
ちょうどバグダッドから手伝いに来てくれたアブサイードに電話で様子を聞いてもらいました。
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バグダッドから応援に駆け付けたアブサイード

 お母さんが電話口に出てくれました。
「化学療法は無事に終わり、検査のために数カ月に一回病院に行く程度です。ハリッドは、18歳になりましたが、今年は学校に行けなかったので来年からは学校に行くと張り切っています。友達と出かけて行ったり、ゲームをしたり普通の生活ができるようになりました」
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2017年5月闘病中のハリッド君
 ヨルダンの生活はどうですか?
「夫と長男がシリアにいるので、私と子どもたち10人で暮らしていくのは大変です。以前はハリッドも働いていましたが、病気なってからは、19歳のアブドッラーが学校に行きながら働き、17歳のオマルは学校に行かずに働いてくれています。国連からの援助は食料クーポンだけになり十分ではありません」
シリアに帰る予定は?
「夫の話によると、治安はとてもよくなっています。ただ、長男は22歳になり、間もなく徴兵されます。ヨルダンが国境を閉鎖しているので、長男は逃げることができずに、兵役につかざるを得ないでしょう。私たちが今戻ると弟たちも徴兵されるので、まだシリアには帰れません」
ハリッド君の将来の夢は?
「車を買って仕事をしたいといっていました」
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お母さんが送ってくれた写真も、元気そうでほっとしました。
しかし、お父さん、お兄さんとは、ヨルダンが国境を閉じてかれこれ4年も会っていないそうです。

(佐藤)

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