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白血病ってどういう病気?

『白血病』
皆さん耳にした事があると思いますが、どのような病気かご存知でしょうか?

白血病は血液のがんです。

"血液"と呼ばれるものは、いろいろな物質を含む"血漿(けっしょう)*"と三つの血液細胞"赤血球*""白血球*""血小板*"からなります。

それらの血液細胞は骨髄でつくられ、ふつうは骨髄の中で十分に成熟してから体内を流れだします。

しかし、血液細胞を作り出す過程で細胞に異変がおこり、"がん"が生じると、異常な血液細胞(白血病細胞)がどんどん増えます。そして、骨髄*のなかが白血病細胞でいっぱいになり、正常な血液細胞を追い出してしまうのです。

白血病細胞は、細菌やウイルスとたたかうことをしません。
そのため抵抗力が弱くなって、肺炎や炎などの感染症*にかかりやすくなり、風邪をひいただけでも重体になります。

体に酸素を運んでいる正常な赤血球は数が少なくなり、息切れや貧血をおこします。血をとめる働きをする血小板も少なくなりますので、なんでもない傷から多量に出血したり、普通の人にはおこりにくい脳出血などが簡単に起こります。

白血病の原因はよくわかっていません。日本では、10万人の子どもに、3~4人の割合で発生しています。しかし、原子爆弾などで放射能を浴びた場合は、その割合は増えることがわかっています。
劣化ウランの放射能でも、同じことが考えられます。

用語解説

血漿

血液から細胞成分である血球を除いたもの。血液の約55%を占める液体成分で、タンパク質や脂質、ブド ウ糖、ホルモン、抗体など多くの有機成分を含む。血漿は、体内の予備タンパクとしての栄養的意義だけ でなく、血液や体液の量の調節、血圧の調整、結合した物質の運搬など多くの役割を担う。

赤血球

血液の細胞の一つ。細胞内のタンパク質は大部分がヘモグロビンであり、全身に酸素を運搬する機能をも つ。赤血球の〈赤〉は,哺乳類の赤血球に含まれる呼吸色素ヘモグロビンのヘムの赤色に由来する。

白血球

血液の細胞の一つ。骨髄・リンパ節などでつくられる。好酸球・好中球・好塩基球・リンパ球・単球などに分けられ、侵入した細菌・異物などを消化分解したり、細菌などの異物を攻撃する抗体をつくり、体を守る免疫作用をもつ。

血小板

血液中の血球の一つ。直径2?3マイクロメートルの細胞小片。血管が破れると血小板が粘着、凝集して破 れた部位に栓をして出血を止めるのに重要な役割をはたす。

感染症

寄生虫,細菌,ウイルス,カビなどの病原微生物が体内に侵入し臓器や組織の中で繁殖することを感染と いい、その微生物が繁殖したためにおこる病気を感染症という。インフルエンザ・赤 痢・マラリアなど伝染 性のものと、破傷風・肺炎など非伝染性のものとがある。

骨髄移植

白血病、重症の再生不良性貧血、悪性リンパ腫、重症免疫不全症など骨髄機能の不全による病気治療の ため健康な骨髄細胞を移植する治療法。移植を成功させるには患者と骨髄提供者(ドナー)の白血球の組 織適合抗原(HLA)が一致する必要があるため,ドナーのHLAを登録しておく骨髄バンクづくりが進められ ている。

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