現地支援レポート

2017/06/15
JIM-NETハウスでイフタール~ラマダン中の患者家族支援~


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イスラームの五行の一つ、一か月間のラマダーン月の断食も折り返しを過ぎました。

日中、一切のものを口にせず日没を知らせるアザーンが聞こえた後にイフタールと呼ばれる日没後初めての食事を取ります。

今のイラクは連日40℃を超え、45℃に達する日も珍しくありません。当然病気の人は断食をしてはなりませんが、それを支える家族の多くは断食をしています。
JIM-NETハウスではこのラマダーン中、週に2回ほどイフタールに患者家族を招待し、食事を共にしています。

今週はシンジャールからの患者家族とシリアからの患者家族が訪れ、食事をした後は日頃病院ではしないような話をしながらゆったりと時間を過ごしています。
今日訪れたシリア人患者ムーサ君のお父さん(アブムーサ)はおもむろにシリアのことを話し始めました。

何かを訴える訳でもなく、記憶を辿るかのように静かな話でした。
ダマスカスのカシオン山から見た夜景が美しかったことや、美味しかったシリア料理のこと、ホムスで働いてた時のこと、過ぎし日の思い出が色褪せてしまいそうだと言っていました。
シリアの写真を一緒に見ながら、「いつかうちに招待するから、その時は来てくれ」と僕とローカルスタッフに告げられ、僕たちスタッフは「もちろん」と口を揃えました。
帰り際、「薬代だけでなく、モーテルやイフタールのサービスまで本当にありがとう。助かっているし、何よりこうしてサダーカ(友情)が生まれることが嬉しいよ。」という言葉を残していきました。
病院では息子が病気になったこと、そしてシリアの状況が好転しないことも相俟って不満を口にすることが多かったアブムーサ。

JIM-NETでは決して彼らが満足するだけでの薬代を支援できているわけではありません。しかしJIM-NETハウスやモーテルといったサービスを提供することによって、患者家族に少しでも寄り添える、サポートできることを目指しています。

引き続き、皆さんの温かいご支援や応援を頂けたらと嬉しく思います。
どうぞよろしくお願い致します。
募金はこちら↓【イラク小児がん支援を選択してください。】
http://www.jim-net.org/support/donation.php

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