現地支援レポート

2016/12/23
女性障害者の活動(2)


女性障害者の活動(1)に続く

 10月より開始した女性障害者の活動も、3ヶ月の活動期間の終わりを迎えようとしています。この活動はもともと、女性障害者の社会参加、エンパワーメントを目的としているため、3ヶ月を迎えるにあたりどのように活動を終了させたいかについて、彼女たちに話し合ってもらいました。

 彼女たちが最初に合意した案は、「障害のある女性が持つ可能性を、この活動を紹介することで社会に示そう」というもの。そして、そのために何をすべきか、という質問に対する意見として出されたのは、「展示会を行う」「バザーを行う」「ソーシャルメディアにページを作り作品の写真を載せる」「作ったものを、支援を必要とする人にプレゼントする」というアイディアでした。

 その中で圧倒的に支持され選ばれたのは、「作ったものを、支援を必要とする人にプレゼントする」というアイディア。「私たちはこれまで支援を受けることはあっても、自分たちがボランティアになるということはなかった」また、「私たちの他の障害を持った人たちにも、将来こういった活動に参加してもらえるよう促したい」という理由から、彼女たちが選んだ次のステップです。「誰に何をプレゼントする?」という内容については、「シリア難民の孤児の施設を3つ知っている」「ヨルダンの孤児の施設も近くにある」という声があり、1月の初旬に、ヨルダン人やシリア人の孤児を中心に子どもたちに毛糸の帽子とマフラーのセットをプレゼントする、ということになりました。

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 さらに話し合いは続きます。これまで彼女たちは、グループの名前を持たずに活動をしてきましたが、「製品にメッセージ付きのタグをつけよう」ということなり、グループ名についての話し合いが行われました。10個以上あがった候補から多数決で選ばれたのは、「ダフィ カルベック(あなたの心を温めましょうか)」という名前でした。なんとも可愛らしいグループ名ですが、寒い冬に毛糸の帽子とマフラーのプレゼントにはぴったりかもしれません。またその下に書かれるスローガンについても話し合われ、「可能性に限界はない」という、こちらは力強い文章が決まりました。

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 活動を通して彼女たちが共有した「可能性に限界はない」という思いは、何より大きなエンパワーメントであり活動の成果です。そして、その姿を様々な人たちに見せることで他の障害を持った人たちを励ます、それがさらに彼女たち自身を勇気づけていくことでしょう。

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